コーダ☆マインド

耳の聞こえない親を持つ聞こえるシオンが考える、コーダのことや手話のこと。

コーダ☆マインドについて

f:id:codamind:20210603102402j:plain

ブログについて

2021年6月(5月頃からかな)、このブログ「コーダ☆マインド」をはてなブログにて書いていくことを決めました。

昨年2020年にコロナ禍で緊急事態宣言を受け、時間があったということもあり、一念発起してブログをワードプレスで立ち上げたのですが、ワードプレスの操作性に私が慣れることができず、ブログを更新することができなくなっていました。
しかし、やはりコーダのことやろう者のこと、そして手話のことは少しずつでいいから書いていきたいという思いは持っていました。
noteにもアカウントはありますが、noteは過去記事がすぐに検索できないのと、やはりどうもしっくりこない感じがあり、noteも放置のような感じになっていました。

note.com

noteにはnoteの良さもあるので、必要に応じて活用しようと思っていますが、サクサク記事を書き進めていくために、はてなブログを選びました。
ちなみに以前のワードプレスでのブログ名は「ミネラルモ」といいますが、消滅しているため見ることはできません。

コーダ☆マインドとは

コーダのことを中心に書いていくつもりのブログなので、「コーダ」という文字は入れ、「マインド」はコーダ特有の意識や感情を表現する意味で使いたいと思いました。
両親ろう者のコーダの私から見える世界と感じていることを、分かりやすく伝えることができたらという想いでこのブログを書いています。

理解者を増やせたら…

ろう者の歴史は知れば知るほど奥深く、人権について深く考えさせられます。
“耳が聞こえない”ことが理由で差別されたり、偏見を抱かれたり。
聞こえることが当たり前の世の中で、“聞こえない”ことの本当の大変さはなかなか理解されにくい現状です。
しかし、少しずつではありますが世の中も変わってきていて、ろう者のことを理解しようとしてくれたり歩み寄ったりしてくれる人が本当に増えてきたと、私は身をもって感じています。
全くの無反応の人ももちろんいますが、手話やろう者のことに興味を持ってくれる人、話を聞いてくれる人は少なからずいます。
私は、私自身は健聴者ですが、聴覚障害を持った両親に育てられました。
“耳が聞こえない”ということは、もはや自分自身のことのような感覚さえ覚えます。
コーダはいつもいつでも、耳の聞こえない人のことを無意識の中で意識しています。
(コーダはというか、私は、かもしれませんが。)
私の周りのコーダはいつでも聞こえない人のことを考えています。
そんなコーダのことも、このブログに書いていきたいと思っています。
そして、少しでもコーダやろう者(聴覚障害者)の理解者が増えてくれることを願っています。

手話の大切さを知ってほしい

耳が聞こえないことで差別や偏見を受けていたろう者は、自分たちの言語である「手話」さえも偏見の目で見られる時代がありました。
「手話」の素晴らしさを分かって欲しい。
私はそう願っています。
 両親がろう者のコーダにとっても、「手話」は親子をつなぐ大切な言語であり、かけがえのないものです。
「手話」がろう者の心の安定を保つのと同じように、「手話」はコーダの心の安定を保つことがあります。
「手話」はコーダにとっても大切なことばであると、私は考えています。

コーダのことも知ってほしい

世の中の人たちは、ろう者や手話については知ってはいても、コーダのことについては知る機会も学ぶ機会もありません。
コーダはろう者(聴覚障害者)から生まれた聞こえる子どもです。
(成人していても年を取っても、ずっとコーダです)
コーダは耳の聞こえない親に育てられ、一緒に生活をしています。
大人になって離れて暮らすようになったとしても、聞こえない親のことを想いながらコーダは生きています。
コーダの視点から見えていることがあります。
コーダなりに考えていることがあります。
感じていることや考えていることを、世の中に発信してきたコーダは今まで本当に少数少ないと感じています。
コーダは決して特別ではないけれど、コーダだからこそ感じ取れることを活かして、私から何か発信できればと思っています。